2024年1月3日水曜日

インド旅行記 2日目ムンバイ

 充電器を探す


インド2日目。
ホテルのテラスで朝食とマサラティー。初めて食べるものばかりだったが、意外とおいしく、今後ハマりそうな予感。

野菜や豆でできていると見られる朝食


朝食後は、iPhone充電器とSIMカードを探しに街へ。
あまりに遠くに行き過ぎると、帰り渋滞にはまって飛行機に遅れそうなので、近場のBandra WestかVile Parle周辺のショッピングモールを目指す。

オートリキシャーを拾ってBandraのショッピングセンターを目指すも、それらしきものが見当たらず。午前10時台だったからか店はほとんど空いていない。
ネット接続できないので、道行く若者にWifiを借り、現在地を特定してもらう。
Brandra Westは、ムンバイの高級住宅地かつ流行発信地のため、アッパーミドルクラス以上の住民が多く、英語を話せる人(服装や雰囲気を見るとまあまあ特定できる)に遭遇する率が高い。

ちなみに脱線するが、個人的な感想で言うと、Bandra Westは高級住宅地と言っても、日本でいうところの「高級」のイメージとは少しずれる。
ヨーロッパの街角かと見間違うかのようなお洒落なマンションやカフェ、レストラン、ブティックは点在するが、少し歩けば、果物や野菜を売る露天商や、貧しい人たちのバラックの家、のっそりと道に居座る牛、などに出くわす。ラグジュアリーと貧困が隣り合わせになっており、さらにお互いが干渉もせず、興味も持たず、それぞれがただ存在している、という感じに近い。

そして歩道には犬(と思いたい)の落とし物が無数にあるので、下を向いて歩くのが癖になってくる。
もちろん、ムンバイの他のエリアに比べると、気持ち的に街歩きは格段にしやすい場所だが、日本や欧米の「高級」さをイメージして降り立つとかなり面食らうと覚えていた方がいい。

とまあ、そんな場所なので元々そこまで期待はしていなかったが、ショッピングセンターは見つからなかった。


そんなわけで、とりあえず周辺を歩いているとようやく、合法か非合法なのかよくわからないグレーゾーンな露店の携帯ショップ(こういうのはインドに無数にある)を見つけた。
USBケーブルは持っていたので、プラグ部分だけをくれ、と頼んでそれでもだいぶ、現地基準でいうと増し増しな金額で購入。

ムンバイに来ると、移動やら買い物やら、大体切羽詰まっていて、お金で不安をすぐ解決しようとしてしまう悪い癖が出る。
ただ、充電器があるという安心感はものすごい。あと9日間をモバイルバッテリーとホテルのWifiのみで過ごすのは心持たないから。


Vodafoneショップで粘る


次はSIMカードだ。
Airtelはインドの大手キャリアというのもあり、なかなかルールが厳しそうだったため、別のキャリでの購入に狙いをつける。
 Vodafoneで売ってもらえた、というブログ記事を昨晩目にしたため、Vile ParleのVodafoneショップを目指す。

Vila Parleは、空港の西側に面したエリアで、中間層の住む郊外の住宅地というイメージ。小さな店が多い。
Prime Mallという、ショッピングモールらしき場所にあるVodafoneショップへオートリキシャーで向かう。
Bandra Westでオートリキシャーを捕まえる際、ドライバーにPrime Mallという目的地の場所がなかなか通じず困っていたら、英語を話す住民らしき人が2−3人集まってきて、ヒンディー語でドライバーに行き先と道を伝えてくれた。

今回の旅で気づいたのだが、オートリキシャーのドライバーは、英語のみならずヒンディー語の読み書きができない人も多いようだ。
口頭での巧みやコミュニケーションがいかに大事かを思い知らされた。

現地のナイスな人たちにオートリキシャーのメーターの仕組みも教えてもらい、ちょっと安心してPrime Mallへ到着。

こちらもまた「ショッピングモール」のイメージからは若干遠いが、電化製品や中古携帯ショップが密集した、田舎の小さいドンキホーテのようなモールであった。

やっと辿り着いたVodafoneは、閉まっていた。

それどころか隣の店、美容院や占いやらも軒並み閉まっていた。
やはり日曜というのが関係しているのだろう。

一軒空いていた店の親父さんに、Vodafoneはいつ開くのかと聞くと、「大体11時前には開くと思う」の返事だった。
ということは多分開くとしても12時だろう、と思ったが、とりあえず30分は待ってみようと周辺を彷徨くことにした。

こんなドンキホーテのようなモールであっても、出入り時にはセキュリティがおり荷物検査があるので、一旦出るともう一度入るのがちょっと面倒くさい。

外に一歩出ると、服屋やレストランが並ぶ賑やかなIrla Vila Parle Roadに出る。
ここでも外に立っている若者に、SIMカードはどこで手に入るか質問するなど、頭の中はSIMカードでいっぱいであった。

30分以上は待ってみたが、Vodafoneは開かなかった。
諦めてホテルに戻り、空港へ向かう支度をする。

午後3時の便で、ムンバイから北へ約2時間離れた、ラジャスターン州のジャイプールへ向かった。




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