NetflixオリジナルシリーズQueer Eye (クィア・アイ)にハマりすぎて、朝から晩まで見続けている。
こんなに元気が出て、しかも毎回号泣してしまうリアリティショーに出会った事ない。
”クィア・アイ”は、ファブファイブ(Fab 5) という名の、それぞれファッションやヘアメイク、インテリア、食など専門分野を持ったゲイ5人組が、さえない男たちの外見や家をリニューアルすることで、彼らの人生を明るくハッピーにするという趣旨のショー。
日本にも昔、外見に自信を持てない女性たちが、整形やヘアメイクで変身するという番組が流行っていたので、そのアメリカ版か?と最初は鷹をくくっていたのだけど、実際その5倍は素晴らしかった。
感動物とか子どもや動物が頑張る番組に全く興味がない私が、毎度アホみたいに号泣している番組。
ファブ5(ファビュラスな5人組の略称で、ファビュラスという単語は女性やゲイの人たちの間でよく使われる「最高」とか「美しい」という意味)がシーズン1・2で訪れるのは、アメリカ南部のジョージア州アトランタ。
ヒップホップやR&Bのアーティストを数多く生み出している、アメリカ南部では文化の中心、通称”サウス”ではあるが、NYやL.Aなんかの都会に住む人たちからすると、まあ言って田舎であり、政治的な意味合いで保守的な人たちも多く、あまり積極的に足を踏み入れはしない土地。
そんなアトランタで、ファビュラスなゲイ5人組が、キリスト教に熱心な白人夫婦や、ゲイやマイノリティを公然と差別するトランプを支持する軍人、ゲイであることをカミングアウトしていない黒人男性らの家を訪れ、彼らの外見や家を丸ごと変身させる。
このクィア・アイの素晴らしいところは、ただお金をかけて変身させるだけじゃなくて、彼らの人生や家族のストーリーまで入り込み、完全にオープンで愛情深いファブ5とのコミュニケーションを経ることで、田舎の冴えない男たちが、見違えるように自信を持った、偽りのない「自分自身」をさらけ出していく様子が見られるところである。
田舎で現状維持の生活に満足していたり、家族を養うために自分自身のお洒落は二の次の親父たちが、かっこよく自信を持った姿に変身し、奥さんやパートナーを泣かせる姿に、私ももらい泣きが止まらない。
とりあえず、落ち込んだりネガティブな考えが浮かんだら、クィア・アイを見るというのが最近の私の日々である。
ただその時だけ楽しめる番組じゃなくて、明日どんな服着ようかなとか、ちょっとメイク頑張ってみたら楽しいかもとか、明日への活力になっているところがいい。
ファブ5、永遠に見続けたい!いつもありがとう。
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