2018年9月10日月曜日

ニューヨークとインド人の学歴

ブルックリンで貧乏生活を送っていたとき
近所のインド人学生たちと飲むようになり
ぶち当たった事実。


それは、
インド人は圧倒的に学歴が高い。
ということ。

これは日本にいたら実感できないことの一つだと思います。

この街にやって来る若いインド人の多くが、
自国で学士(Bachlor's Degree)を取得し、
その後Master's DegreeまたはMBAを取得するため、留学にやって来ています。

私の周りではインド人ほぼ全員が、NYU Tandon School of Engineeringと呼ばれる
ニューヨーク大学の理系大学院に通っていました。

日本では、理系であっても
大学を出たあと修士課程に進む人の割合は高くないと思いますが、
NYの理系インド人(アメリカ生まれ・育ちを除く)に至っては
大学院を出ている確率はほぼ100%です。(※個人的リサーチ)

ちなみにニューヨーク大学は
アメリカではアイビーリーグと並ぶ、アメリカ人も憧れる人気名門校の一つです。



なぜインド人は米国で修士号を取るのか




まず、彼らの多くは自国インドでも高い教育を受けた
非常に裕福で恵まれた層に属してます。

(※超低所得の家庭から奨学金をもらい、飛び抜けた才能だけで
米国留学する例もありますが、ここではその例は省きます)

この層を、最近では「インド・アングリアン」と呼ぶらしいです。

※こちらの記事で知りました!これ、めちゃめちゃ面白い内容でした。
翻訳 新カースト「インド・アングリアン」の勃興

彼らの多くが幼い頃から英国式インターナショナル・スクールか、
私立の学校に通い、英語での教育を受けているため
英語に苦労することもなく、また考え方も比較的オープンです。

英語に関して、友人の例でいうと、
ニューヨーク大学の大学院への出願の際、
実際は第二外国語である英語のスコアを提出する必要はなかったと聞きました。

といいますか、彼らはアメリカ人が受ける受験のためのテストSATやGMAT、GREなどで
普通にハイスコアを取れるので、
そもそも英語テストをする必要ないのは当たり前なのですが。。


インド人とニューヨーク大学



そしてそんな彼らの典型的なエリートコースは
自国で学士号を取り(主に機械工学やコンピューターサイエンス、医学)
アメリカかイギリスで修士号を取得し
そのまま各国で労働ビザを取り、20代のキャリアを積むというコースです。

アメリカで修士学を取りキャリアを積むことは
イコール、生涯高い収入を得ることに繋がります。

ニューヨーク大学を例にすると
ここは、日本では考えられないくらい高い授業料を取る私立の名門です。

とあるMS(Master of Science)のコースの一年の授業料は、
2016-2017年時で$64,400.000、日本円にして約700万円です。($1=¥110換算)

そんな目の眩むような学費と
アメリカでもトップクラスで高額なニューヨークでの生活費を支払ってでも
そこで勉強することで得られる人脈や
収入のリターンを考えれば必要な投資である。

ニューヨーク大学のインド人たち(とその親)はそう考えています。


ちなみに
アメリカでは、ソフトウェアプログラマーの平均年収は
$102,590 (約1100万)です。(indeed.com調べ)


贅沢せず、5年ほど働けば元は十分取れそうですねー。羨ましい。



現代のアメリカン・ドリームは
割とインド人が実現している。


つまりは、30代にして貧乏で高いスキルセットもない私のような人間からしたら
インド人は、賢いし、なぜか数学できる奴ばっかりだし、労働ビザも取れるし
もともと実家が金持ちだし
そこらへんのアメリカ人よりよっぽどお金を稼いでいる、と正直嫉妬だらけでした。
(我ながらすごい嫉妬とネガティブ!)

ですが、ふと嫉妬から我にかえって思いました。

奴らは表には出さないものの
子供の時から13億人の人口の中で狂ったように競争し、勉強していた。

めちゃめちゃ勉強していた。
女の子とも遊ばず

そして、若い時から自分のキャリアをめっちゃ真剣に考えている。

ゆるゆる大学時代を過ごし、仕事も将来も考えず
クラブに行ったり飲んだりして30歳となった私には、ショックでした。

真剣に将来を考え、勉強してインターンをして、高い給与の仕事を得ることは
アメリカンドリームの王道ですよ。

それを摑んだ人たちが、目の前にいたんですね。

現代のアメリカン・ドリームは、割とインド人が実現してます。
これ間違いない。

ということで
アメリカンドリームを目指す人は、まずインド人に学びましょう。

ITと英語は、付け焼き刃なんかじゃない!

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