フマユーン廟で写真を撮る若者たち
インドに行く前、デリーには正直期待していませんでした。
デリー出身の友人たちからも、インドの他の都市出身の人たちからも
「デリーは危ない」「女性は夜10時以降は出歩けない」「空気汚染やばい」など、色々な悪評を耳にしていたので、デリーにいいイメージをまったく持っていませんでした。
もともとインド旅行は、ムンバイ滞在が目的だったのですが、せっかくインドに来たのだし、首都くらい見ておこうと、2日だけ立ち寄ったのでした。
そしたら、意外と面白いとこでした。デリー。
デリー駅の側の道
なんだかんだ首都とあって、道路も整備されているところが多いし、ニューデリーの真ん中にある経済・ショッピングの中心コンノート・プレイスは、1933年にイギリスが18世紀のジョージア建築様式をもとに建てただけあって、一見する価値ある美しい建築物でした。
コンノート・プレイスの建物の一部
コンノート・プレイス近くの露天商
あと、デリーで有名な建築物の一つ、フマユーン廟が意外とよかったです。
フマユーン廟
16世紀後半、ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの死後、亡き夫のために王妃が建てた霊廟で、タージマハルにも影響を与えたと言われる、インドにおけるイスラム建築物の傑作の一つです。
間近で見ると、紋様やディテールが美しい
平和な雰囲気の場所で、くつろげます
こんな感じの庭が広々と廟の周りを囲んでいます
無駄に絵になるカップル
お墓だけど、デリーの若者のデートスポット
美しい形
早朝に行ったのがよかったのか、人も少なく、世界遺産とは思えないほど静かで、牧歌的な雰囲気が漂い、廟の周りにある庭でしばしぼーっと寛いでしまいました。
デリーにこんな落ち着ける場所があるなんて。
あと、一番最初に載せた若者たちの集合写真ですが、旅行で来たインドの高校生くらいの集団で、それぞれモダンな格好の子もいるし伝統的な格好の子もいるところ、そして男女が交互に座っているところにとても今のインドらしさを感じて、インド旅行で一番のお気に入りの写真です。
この子たちがインドの次の世代なんだなーと、妙にインドの未来に思いを馳せたりして。
若者と世界遺産の組み合わせは、じわっとくるものがあります。
そんな感じで、フマユーン廟、デリー観光では、頭を空っぽにしたいとき、何かを感じたいときに実におすすめのスポットです。
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