ムンバイのスターバックス
「インドに行きたいんです」と言うと、まるでこれまでの人生観を180度変えたいか、ヨガ修行に出たいか、”自分探し”をしたい迷える人かのように捉えられるのだが、いやインド旅行は、もはや人生を変える旅なんかじゃない。
スターバックスも、Free Wifiも、UberもUber Eatsもあるインドは、少々のお金さえあれば、大した苦労をせずに旅のできる場所である。
ムンバイのJuhuにあるカフェ
よほどのローカルの店や村でない限り、英語が通じるしクレジットカードが使える。レストランでは英語メニューもある。
「お腹を壊しそうで怖い」
と言うのが、外国人にとってインド旅行でもっとも気にするポイントだが、一皿20円〜50円程度の露天で売っているような非常に安い食べ物や、水道水を口にしない限り、むやみに怖がることではない。
ちなみに、私はニューヨークで幾度となく、ベンダーの売っているストリートフードやレストランでのご飯、カフェで頼んだラテでお腹を壊したことのある胃腸の弱い人間だが、インドではお腹を壊すことはなかった。
アムリットサルのホテルで出されたウェルカムジュース。なんの飲み物…。
牛乳系はすぐお腹を壊すので、ラテやヨーグルト、アイスはは一切口にしていなかった私だが、恐る恐る飲んだインドのカフェチェーンのチャイでさえ、全く問題はなかった。
運がよかったのか、そこそこ中流の定食屋に足を運んでいたからか、ペットボトルの水以外、レストランでは口をつけなかったのが幸いしてか分からない。
ただ、お腹を壊す人は、イタリアの水道水でもお腹を壊すし、ニューヨークのお洒落なカフェで出されたラテや、東京で食べるそこそこいい肉でもお腹を壊す。
衛生面に関しては、東南アジアやヨーロッパ旅行で気をつけるべきことを気をつけていればいいと考えるのが、私の持論である。
余談であるが、インドの国民の半数以上が占めるヒンドゥ教徒、その次に多いイスラム教徒は、宗教上、衛生面に非常に敏感である。
自分の体や身の回りを清潔にしておくことは、宗教上の教えでもあるので、変な話、インドではトイレの個室に一つずつ小さなシャワーがついているのもそのためである。
用を足したあと、紙でふくだけではきれいにならない、不潔であると考えるため、必ず水で洗わなければ気がすまない。また使うハンドソープの一回の量もものすごい。
用を足したあと、紙でふくだけではきれいにならない、不潔であると考えるため、必ず水で洗わなければ気がすまない。また使うハンドソープの一回の量もものすごい。
ただ、水で洗ったあとのことは気にしない人が多いのか、トイレの床はびちょびちょであることが多いので、それはそれでどうかと思う。
話が脱線したが、インドのムンバイやデリーは、思った以上に普通の旅行ができる都会である。
旅行者が一番苦労する点としたら、縦横無尽に車やオートリキシャーが行き交う道路を、信号なしでタイミングを見計らって渡りきらないといけないことぐらいか。
あれは、慣れない人にとっては恐怖だが、慣れるとどの国の道路でも渡りきれる自信がつく。
人生は変わらないけど、行った後、なぜか生きるスキルが上がったような気になる場所。それがインドだ。
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